北原尾地区へ

昨日の続きでございます。

翌日、パラオ共和国の臨時代理アデルバイ大使(※以下、アデルバイ大使と記載)は、当館にも来て下さりました。

アデルバイ大使のご訪問でより宮城県とパラオとが強固な関係になっていくと期待しております。

訪問のあと、蔵王の北原尾地区(パラオから終戦後の入植地の1つ)にひきあげて来られた方々との懇親会イベントへ参加させて頂きました。

北原尾地区の歴史、開拓するにも厳しい気候や経済状況のさなかであった背景、そこから酪農へと転換し軌道にのせていくまでの道のりを伺いました。

2001年には当時の大統領が北原尾地区を訪れ、駐日特命全権大使のマツタロウ大使も2006年と2013年に訪れており、この度のアデルバイ大使の来訪も住民の方も、大使ご本人もとても喜び、貴重な時間を過ごす事ができました。

アデルバイ大使とパラオ生まれの引き揚げ者の工藤様
アデルバイ大使とパラオ生まれの引き揚げ者の工藤様
「開魂」碑の前にて。碑には「昭和二十一年春、パラオ、ロタ、テニアンから入植する。南洋パラオを忘れないようにこの地を『北原尾』と命名する」と刻まれている
刻まれている。
北原尾地区開拓記念碑にて

北原尾の皆様が作ったミルクとチーズを昼食に堪能させて頂きました。歴史を伺ってからの味わいは一味も二味も・・深く感じました。

その後、蔵王町長の村上様にお時間頂き、表敬訪問をさせて頂きました。

蔵王地区の子供たちと、パラオの地区の子供たちと交換留学を今までにもされ、継続して、今後も未来の子供たちに学びの機会を作っていくことなど、大変実りあるお話しをさせて頂きました。

岩田・アデルバイ大使・村上町長
岩田・アデルバイ大使・村上町長

この2日間にわたる大使の滞在で、関係各所の方々のご協力のもと安全かつ慶び溢れる時間を過ごす事ができました。

こちらのブログを通して再度御礼申し上げます。

ブログをご覧の皆様、パラオにご興味持たれたかたいらっしゃれば、パンフレットございますので、お電話頂けたらと思います。

※県内到着後、抗原検査を実地、陰性を確認の後、感染対策を徹底して各所に訪問させて頂きました。また、写真撮影のさいは、数秒のみマスクをはずしておりますが、その間どなたも話さないように徹底させていただいております。

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